Hound Dog Taylor and the Houserockers Hound Dog Taylor Alligator PCD-23040 とにかくカッコいい. ロックしか聴かないという人にもぜひ一度耳を傾けて欲しい. 初めて耳にしたときの衝撃は今でも忘れない、強烈なインパクト!ボトルネックでビュンビュン唸るギターは、エルモア・ジェイムズの後継者といった形容をはるかに凌駕する、個性とオリジナリティに溢れている. ギター×2、ドラムという、変則的な3ピース構成による、荒々しくもプリミティブなサウンドが襲いかかる.
Crawfish Fiesta Professor Longhair Alligator PCD-23043 79年発表、それまでのキャリアを総括するような素晴らしい出来栄えで、ニューオーリンズ・ピアノ・ブルースの名盤と呼ぶに相応しい作品. カリブの雰囲気を纏った独自のブギ・ピアノが流れるように響きわたり、陽気で軽快なサウンドを奏でる. ドクター・ジョンもゲスト参加.
West Side Soul Magic Sam Delmark 615 シカゴ・ブルース〜モダン・ブルースへの流れの中で重要な役割を果たした1枚. シカゴ・ブルースの伝統に、ソウルフルで、ファンキーな色彩を加え、70年代以降のブルース・シーンへと続くスタイルを模索.
All Night Long Junior Kimbrough Fat Possum FP1002 ファット・ポッサムを一躍有名にしたのはこの人の活躍によるところが大きい. ロック・アーティストをもノックアウトしたプリミティヴでダンサブルな音世界. 注目を集めたのは、1988年に亡くなるわずか数10年の間であるが、ブルースの今を体現した、その功績は大きい.