ベッシー・スミス(1898-1937)
Bessie Smith
ブルースの皇后」という形容が示すように、その後も多くのシンガーに影響を与えたクラシック・ブルースの大スター. 少女時代に、マ・レイニーに大きな影響を受けた彼女は23年に初録音を行い、その後は、大恐慌時代を乗り越えて、33年までの10年間に200曲以上もの作品を残した.豊かな声量、情感溢れる歌声が素晴らしい. 37年に自動車事故で死去. 38歳の若さであった.
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ビッグ・ママ・ソーントン(1926-1984)
Big Mama Thornton
300ポンドの巨体からしぼり出す力強い歌声. 「ハウンド・ドッグ」「ボール・アンド・チェイン」といった有名曲のオリジネーターでもある. 51年、ピーコックでの初録音以降、60年代後半まで第一線で活躍.
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ダイナ・ワシントン(1924-1963)
Dinah Washington
心の琴線に触れる、柔らかく、そして深みのある歌声. 50年代全般にかけてライオネル・ハンプトン楽団をバックに、多くの名曲を歌い上げた. ブルースとジャズの垣根を越えた活躍で、多くのシンガーに多大な影響を与えた.
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エタ・ジェイムズ(1938-****)
Etta James
激しくシャウトするR&Bテイストどっぷりの歌声. 50年代のデビューから、一時のブランクを経て、90年代を超えても活躍.
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ケイティ・ウェブスター(1936-1999)
Katie Webster
Piano, Vocal / SOUTHERN
50年代からセッション・ピアニストとして活躍してきた彼女. セルフ作品でも力強いブギウギ・ピアノとR&B色豊かなサウンドを聞かせてくれた.
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ココ・テイラー(1935-****)
Koko Taylor
シカゴ・ブルース・シーンが輩出した稀有な女性シンガー. 小細工なししストレートな歌唱が魅力.
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ラヴァーン・ベイカー(1929-****)
Lavern Baker
R&Bからジャズ、そしてソウルと、ジャンルを超えた歌声で、多くの白人ファンを惹きつけた女性シンガー. 52年から65年にかけてのアトランティック時代に最盛期を誇った.
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マ・レイニー(1886-1939)
Ma Rainey
ベッシー・スミスと並び、クラシック・ブルースを代表する女性シンガー. 泥臭く、強烈なインパクトのある歌声は、まさにブルースの女王の名に相応しい.
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メンフィス・ミニー(1894-1973)
Memphis Minnie
ベッシー・スミス、マ・レイニーと並ぶクラシック・ブルースを代表する女性のひとり. 女性アーティストとしては当時でも珍しいギターの弾き語りスタイルで、30〜40年代にかけて人気を博した. |
「Queen of Country Blues 1929-1937」 |
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